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「相手の思考の底」が見えた時、人は人を馬鹿にする

石田くんのブログ

水谷です。小説家やっています。

ここ最近、面白いくらい話題になっているので僕も少しだけこれを題材に意見を。

www.ishidanohanashi.com

端的に言えば、「レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。」と言う石田くんに対して、コメント欄で

・起業を目的にして成功した起業家はいない

・社会をナメるな

・親に申し訳ないと思わないのか

的な意見が、時に丁寧な言葉で、時に乱雑な口調で寄せられています。

 

その炎上の理由を考えてみました。

 

 

おそらく、ここまでのコメントがついたのは、彼の発言の

「どこかで聞いたことがある感」

ここに尽きるのかなと思っています。

 

 

例えば、「世界に一つだけの花」が流行した1年後。居酒屋で友人が「俺さ、やっぱり皆がそれぞれオンリー1だと思うんだ。」と真面目な顔をして話し始めたとしたら、

「は?」

「それSMAPのでしょ」

「てか、遅くない?」

「今更何言ってんの?」

と総ツッコミに合うはず。

 

そこに主張の是非は関係ありません。

「古い」という理由だけで馬鹿にされるわけです。

 

もっと言えば、

「こいつがどこの誰に影響されたかだいたい分かる。」

「そして自分はこいつよりも前にその影響元を突き止めている。」

「こいつの持っている意見の底が知れた」

というのが大きな理由。

独自の哲学があるかどうか

最近、キングコングの西野さんの「魔法のコンパス」を読みまして、この人の応援されっぷりは凄まじいですよね。

かつては「イタい人」の代名詞だったのに。

 

でも、西野さんも結局、石田くんと大体同じこと言っているんですよ。

「やりたいことをやれば良い。」てな感じで。

 

では、なぜ西野さんの意見に賛同者が多いのかといえば、そこに西野さんなりの哲学を持っているから。

そのため、よくある主張にも説得力が出てくる。

 

色々な人の考えを自分の中に入れ、体験と照らし合わし、咀嚼した上での「哲学」。

そこには新しい価値があります。だからこそ「西野、深い!」「実は前から応援していたんだ。」と盛り上がっているわけです。

まだ石田くんを「点」でしか見れない

と、ここまでやや石田くん批判よりで書いてみましたが、僕は断然応援したい派です。

 

だって、それこそキングコングの西野さんでも、ブロガーで言うならイケダハヤトさんでも、最初は同じようなものだったはずなんですよ。

 

でも、公に主張して、勉強して、批判されて、少しずつ仲間が増えて、結果たくさんのファンを獲得している。

だからこそここで諦めて欲しくないと思っています。

起業を目標にして成功した起業家はいないのか?

起業に関して僕には大したことが書けないので、別の角度から一点。

石田くんが「かっこいい経営者になりたい」という理由で起業することへの批判記事で

例えば小説家でも有名な小説家になりたいと思って成功した人はいません。書きたいこと、伝えたいことがあるから作家として売れるのです。

という意見を見かけました。

これは100%嘘です。

 

いくつか例を挙げますと、

「すべてがFになる」で有名な作家の森 博嗣さんは「作家の収支」の中で、「小説は好きじゃない」と断言し「金儲けのために作家を始めた」と主張しています。

 

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また「暗殺教室」の松井優征さんは「自分の中で描きたいものはない」「読者が見たいものが僕の描きたいものです。」と言っています。

www.youtube.com

(だいたい27分辺りから)

 

もちろん彼らとは全く逆で、「これを伝えたいがために作家になったんだ。」という方もいらっしゃいます。

 

しかし、そうではない人もいるというのは事実です。

 

そして、それはきっと起業家にも当てはまるのでしょう。

「かっこいい経営者になりたい」という理由で成功する人も間違いなくいたし、これからもいる。

 

 

だから、頑張ってほしい。僕も頑張ります。