読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「魔法のコンパス」はクリエイターとして生きていくなら必見

キングコング西野さんの「魔法のコンパス」

水谷です。作家をしています。

ついに・・

 

 

「魔法のコンパス」買いました!

あちこちの書店で売り切れていてようやく購入という感じ。 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

 

僕はもともと西野さんと絵本作家のみぶさんによる「会議を見せるテレビ」を見ていました。そこで繰り広げられる「これからのクリエイター論」があまりにも面白かった。

 

そのため今回も思わず購入してしまいました。

以下、参考になった箇所を書いていきます。 

 いちばん便利な部分を捨てる

  (スターになるために)その時、僕が取った方法は「一番便利な部位を切り落とす」というやり方。

早い話、自分が全てにおいて40点で何も突き抜けた部分がない平凡な人間であれば、皆が使っているいちばん便利な部位・・・たとえば「腕」を切り落としてしまう。

(中略)そこを切り落としてしまうと、最初は、それはそれは苦労するけれど、僕らは動物で、それでも生きようとするから、3年後には、コップぐらいなら足で持てるようになる。(中略)足でコップを持てるやつなんて、そうそういないから、「アイツ、足でコップを持てるらしいよ」と、この時、初めて自分に視線が集まる。

 「選択と集中」の話。自分が凡人だと自覚しているなら、ある箇所を捨て別の部分に特化することで、周りと差別化できるという発想。

作家だと何でしょうか。ショートショートに特化する、ホラーに特化は少しありきたり。

「最も便利な部分を捨てる」は「自分の得意を捨てる」ではなく「皆がやっている方法を捨てる」という意味に近いようです。

例えば「文学賞に応募することをやめる」「Twitterで相互に作品を紹介し合うのをやめる」辺りはこれからの時代を考えた時にもマッチして面白いかも。

あらゆる風は追い風

僕は常に”ヨットのように進む”ことを心掛けている。はてさて、どういうことか?

ヨットは風を利用して前に進んでいる。追い風の時はもちろん、向かい風であろうと、帆の傾け方次第で前に進むことができる。

やっかいなのは「無風状態」の時で、この時ばかりはニッチもサッチもいかず、手漕きでエッサホイサしなくちゃいけない。大変な労力だ。

称賛を浴びている時も、非難が集中している時も、その人にとっては絶好のチャンス。批判を消そうとしたり、恐る必要は全く持ってないんですね。

 

少し話が逸れますが、「成功はランダムにやってくる」というビジネス書では、「成功」には特別なエネルギー、つまり「人気作家が書いた作品だから売れる」という原理がある、と書かれています。一度でもある程度の成功を収めると、このエネルギーによってますます成功が近づくということです。

では、最初の成功を手に入れるためにはどうすれば良いのか?そのための絶対的な方法はなく「とにかく打席に立つしかない」とのこと。

成功は“ランダム

成功は“ランダム"にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方

  • 作者: フランス・ヨハンソン,池田紘子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2013/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

良くも悪くも一度世間からの注目を集めてしまえば、さらに行動を重ねることで何をしても反響を呼ぶ人間になることが可能です。

仮にそれが炎上でも、その時は向かい風のように思えても、自分自身は前に進んでいるんですね。

お金は信用の一部を数値化したもの

ホームレス小谷は、50円で1日を売り続け、「信用」を積み重ね、何かの企画の折に立ち上げるクラウドファンディングは全戦全勝

ホームレス小谷さんは、50円で毎日労働をし、昼飯と夜飯をご馳走になることで日々の生活費を賄い、そしてそこで積み上げた「信用」を元にクラウドファンディングで毎回成功しているそうです。

 

これはクリエイターとして必見の話。

実は僕も過去、2回ほどクラウドファンディングをしたことがあるのですが、世間的に無名の人間がやると、どうしても集める相手は「仲の良い知り合い」になってしまいます。

そして最終的には「今度飯おごるから」と説得することになります。

(僕が将来、友人に奢る)お金で、(友人からの寄付の)お金をもらう構図

が出来上がっていました。

 

「これって結局、自分のお金を使っているだけじゃん」と言うこともあり一般人が行うクラウドファンディングに懐疑的だったのですが、この話を聞いて納得。

結局のところ「これまでにどれだけGIVEできたか?」という話で、それをしてこなかった人間がいくら崇高なプロジェクトを掲げてもやはり見向きもされないんですね。

小谷さんは信用を先に積み重ねることで、「一度会っただけの人」からも支援をもらっていたのです。

関連記事:【大発見!】真の「与えられる人」は「わがまま」だった!トップ・ギバーの考え方。

100万人に1人の人間になるために

他にも面白かったのが「自分をレアカード化すれば必然的に収入が上がる」という話。

自分をレアカード化するための話は、「誰でも1万時間かければ『100人に1人』になれる」という”1万時間の法則”から始まるんだけど、「100人に1人」程度では食ってはいけないし、「100人に1人」が集まったプロの世界で戦って抜きん出ようと思ったら、まあ大変。

(中略)最初に1万時間を投じたAという分野で1位を目指すのではなく、新たに1万時間を投じて「100人に1人」になったBと掛け合わせて、「100分の1×100分の1=1万分の1」になれ、と。

さらにそこにCを付け加えて、「100万人に1人」になれば自分はレアカードになると書かれています。

そしてこのA、B、Cは互いに離れているほど良くて、その3つを結んだ点が三角形の面積がクレジット(信用)になると。

 

これは「必ず食える1%の人になる方法」という本に書かれている内容です。

僕も読みましたが確かに面白い。

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

 

4つのタイプに分けられ、そのどれに対しても100万人に1人になるために方法が書かれています。

セカンドクリエイターを活かす

つまり、誰でも発信者になることができる時代だ。

これまで作り手と受け手の二極であったのに対し、この時代は、「本業にするほどではないけれど、なんとなく作り手側も味わってみたい」という第三極目を産んだ。

「客ではあるけれど、制作にも少しタッチしていますよ。いや、むしろ制作にタッチしているからこそ、熱心な客なんですよ。」というラジオでいうところの”ハガキ職人”のような。僕はその人たちのことを「セカンドクリエイター」と勝手に呼んじゃっている。

それ故に、これからは「いかにハードを作り上げ、ソフト部分を周りの人に委ねるか?」が大事。言い換えるなら、プラットフォームを作り、セカンドクリエイターに活動してもらう仕組み作りが大切ということです。

 

作家としてこのセカンドクリエイターを意識した活動をしている人ってかなり限られています。その手段もまだ数えるほどです。だからこそ次世代のチャンスをつかむヒントが隠されているのかなと思います。

  

以上、この他もこれから独立して生きていくなら必読と言える内容が詰まっている本です。

そして最後にはウルっとさせられます。オススメです。

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

 

 ちなみに西野さんが、この「魔法のコンパス」を使って東野さんにずっとイジられているのが、アメトークの「スゴイんだぞ西野さん」です。

www.mizutanikengo.com