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小説家にガチでオススメできる本が、だいたいどれも同じことを言っていた件

作家活動

モチベーションを上げてくれる「表現のプロ」たちが書いた本

水谷です。
今日は「小説家として成功したいなら押さえておきたい本」をご紹介します。

読み物としても面白いですし、「プロたちはこうやって作品を完成させているのか!」と改めて気合が入るものばかりです。


また「これからの小説業界がどうなっていくのか?」「どう動いていけば良いのか?」を示唆しているものも多いので是非チェックしてください。

「作家の収支」森 博嗣 

作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

 

 

「売れる作家さんはこれほどまでお金をもらっているんだ」と夢を抱くことができます。
原稿料、著作権、講演会、ブログ。あらゆるところからマネタイズのチャンスはやってくる。

そしてそのためには兎にも角にも売れないといけない。 
「まず売れる」そのために何をすれば良いのかも解説されているので必読です。

僕は、キーボードを打って文章を書く。1時間あたりに換算すると6000文字を出力できる。
6000文字というのは原稿用紙にして約20枚なので、1枚5000円の原稿料だと、この執筆労働は時給10万円になる。

 

ただし、書けば即完成原稿かというと、そうはいかない。手直しをする必要があるし、また、印刷の前にゲラのチェックもしなければならない。したがって、ほぼこの半分くらいにあると考えてもらって良い。

 

新人はとにかく良い作品を次々発表するしかない。発表した作品が、次の仕事の最大の線になる。それ以外に宣伝のしようがない、と考えても良い。
したがって、最初のうちは、依頼側が期待した以上のものを出荷する。価格に見合わない高品質な仕事をして、割が合わないと感じても、それは宣伝費だと理解すれば良い。

 

最も大事なことは多作であること、そして〆切におくれないこと。1年に1作とか、そんな悠長な創作をしていては、例え1作当たっても、過ぎに忘れ去られてしまうだろう。

 

「成功は“ランダム”にやってくる!」 

成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方

成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方

 

 

 「まずはひたすらに作品を生産すること」「手当たり次第に新しい試みをすること」の重要性を説いている本。

成功というものを「ランダム性」という観点で切り、それを味方につけるためのノウハウをこれでもかと詰め込んでいます。

パブロピカソは生涯に5万点以上の作品を描いた。10万点を超えるという説もある。

 ヴァージン・グループは400社以上の会社を立ち上げ、グーグルは何百もの製品を作った。アルバートアインシュタインは何百本もの論文を書き、トーマス・エジソンは1093個の特許を撮って何マンもの実験を行った。

今では有名な話だが、アップルが新しいアイデアを生み出すときは、90%が失敗に終わる。

「感動をつくれますか」久石譲 

感動をつくれますか? (角川oneテーマ21)

感動をつくれますか? (角川oneテーマ21)

 

 

毎回一定以上のレベルの作品を作り続けることの大変さ。そしてそのためにギリギリの緊張感で仕事をしている様子が描かれています。

「その瞬間だけ頑張る」のなら誰でもできるけど「持続して頑張り続けること」はやはり難しい。

「作曲家として最もプライオリティを置いていることは何ですか?」と問われたら、

僕は迷わず「とにかく曲を書き続けること」と答える。

 

ものをつくることを職業としていくには、一つや二ついいものができるだけではダメだ。生涯に一作であれば、誰でもいい曲が作れる。小説だって書けるし、映画だって撮れる。

(中略)

だが仕事はではなくだ。集中して物事を考え、創作する作業を、次へまた次へとコンタスタントに続けられるかどうか。 

 

プロとして一流か二流かの差も、力量を維持継続していけるか否かにかかっている。

頑張ろうとすれば、夕食抜きでぶっ通しでもできる。朝までやることもできる。

それをやってみてしまうと過度な負荷をかけることで、翌日の効率が確実に落ちる。マラソンランナーと一緒で、長距離を走りぬくには、ペースを崩さないことだ。

 「99%の会社はいらない」堀江貴文

99%の会社はいらない (ベスト新書)

99%の会社はいらない (ベスト新書)

 

 ホリエモンがクリエイターのこれからについて書いてくれています。

端的に言えば、ITの発達でこれからは「自分の好きなことでしか食べていくことができない」時代になると。そして「大衆的なメジャー」よりも「コアなファンを獲得しているマイナー」を目指す方が大事と説いています。

AIや技術の発達により、いままでの人間がやっていた労働を機械やロボットが肩代わりしてくれる時代は必ずやってくる。
人間が手をかけなくてもロボットが農作物を生産してくれる、そんな日もそう遠くはない。
農業は人の手間を減らしながらも収穫量が植えているし、
今後はさらに手がかからなくなるのだから食費は今以上に安くなる。お金がなくても十分に食べていけるようになる。



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この4つのパターンで、[メジャー&高収入]を目指すことが多い。
もちろん[メジャー&高収入]になれば最高だ。メジャーに到達できれば、なんとかなると考えている人が多いのもわかる。
(中略)
だが、最初に目指すのは、メジャーではなくマイナー。そして、その中で影響力を持つこと。
エンターテイメントビジネスは、ネットというマイナーな場所から大きくしていくことができる可能性を秘めている。

「マンガで食えない人の壁」 

マンガで食えない人の壁

マンガで食えない人の壁

 

 

プロの漫画家として生きていくための方法、心構えが書かれている本です。
「常に勉強すること」「作品の数をとにかく増やすこと」「1つの作品に1つのテーマを入れること」など非常に説得力がある話ばかり。

いわゆる他人の作品を真似て○○もどきになりやすいのは、
ちゃんと分析できていないからなのでしょうか? 

樹崎 そうですね。何で面白いのかというところに踏み込んでいないんですよ。

 

ちゃんと作品を分析している志望者をあんまり見かけないようにも思います。
影でやっているのかもしれませんが。

 

樹崎 根本的に漫画家って学問が嫌いですからね(笑)
でも、プロ漫画家さんはだいたいみんな勉強熱心ですよ。
みんな会って話しているとすごく賢いなぁと思いますし知識もありますね。

 

   一球入魂になると良い作品にならないんですよね。いろんなものを詰め込もうとするので。それだと良い作品にはならないです。
良い作品というのは、一つのことしか言っていないので。二つ以上のことを読者に伝えようと思うと情報がバラけてしまうので、ほとんど印象に残らないんです。

 

「この漫画はこれだ!」というのを描けばいいんであって。
山ほど作品を描けば、どれか1個くらいは詰め込みすぎてない「この漫画はこれだ!」という作品になるんです

 

未完の名作を何百ページ作るよりも16ページの駄作を何本も描いていけば、
だんだん上達してきて16ページのクオリティは上がっていきます。
(中略)
同じ1000ページ描くのでも「1000ページの1作品」を描くより「100ページの作品を10本」、それよりも「50ページの作品を20本」描く方が確実に伸びると思いますね。

 

「悩みどころと逃げどころ」 

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

 

 社会はブロガーちきりんさんとプロゲーマーウメハラさんの対談。

とにくウメハラさんが職人すぎて感動します。

競争がある以上、誰だって勝とうとするし、そのために頭も使う。
でも勝つことが最終目的になってしまうのは違う。
そうなると、たいていの場合、勝つためには何でもありになってしまう。ズルをしたり安直な方法に頼ったり……
だから勝つという方向を目指すのは正しいけど、大事なのは競争のやり方、戦い方です。

 

僕にとっての大切なプロセスって、安直な勝ち方を選んでいないか、
常に考え、試行錯誤して新たな技を試し続けているか、その技を体得するために誰よりも努力してきたか
──言い換えれば、ズルをしない、楽をしない、リスクを取ってチャレンジを続け、誠実に戦ってきたか、
みたいなことなんだけど、市場ってちゃんとそういうプロセスを評価するんですよね

 

身近な人を警戒してノウハウを隠すと、大きな目標が達成できなくなる。
そういう話は実際に体験したらよくわかるんですけど、一度も経験がないとなかなか理解できない。

「星新一式 ショートショートの書き方」 

 
ショートショートを書いている人でなくても、小説家としてアイデアをいかにひねり出すか?という点で非常に参考になります。

アイデアは「量が質につながる」ものだとよく言われます。たくさんのアイデアを考えることが、よいアイデアを考えることにつながるということです。 実際、最初のうちは平凡なアイデアしか浮かばなくても、数を出していくうちに、アイデアに磨きがかかってきます。これまでに出した案を発展させたり、重複を避けようとするうちに、自然とアイデアにひねりが加わるのです
 アイデアというものは、ひらめくといった形容は似つかわしくない。みっともないぐらい、不器用で、泥くさい作業のつみ重ねである。それに耐えるのが、才能なのだろう。そのあげくの、いいアイデアとなると、単純にしてスマートな形となる。
私も平凡なバリエーションを、ずいぶん考えついている。メモをしてから、これは使えぬと気づく。メモをしないのを含めれば、九十パーセント以上にもなるだろう。しかし、そういうのは作品にしなければいいのだ。そこが作家というわけである。 

特にWEB小説などはワンアイデア、斬新な切り口で「まずは注目されること」が重要といわれています。
「あっ!」と言わせるネタを思いつくための方法、是非とも参考にしてください。

「ウェブ小説の衝撃 ──ネット発ヒットコンテンツのしくみ」

ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)

ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)

 

 

「これから売れる小説とは?」「 WEB小説はどのように作品を作っていくべきか?」について深い考察が書かれた本です。
WEBで作品を発表しているなら必見です。
現代はスマホ内で処理できる、数秒から十数分の「細切れ消費」が一般的になった時代。
少量でもいいから高頻度の更新を読者は望む。
今までは、そのなかから編集者と作家が勘で決めていた。
そんなものは、やってみなければわからない。
小説の企画(プロット)がA案B案C案と三つあった場合、どれがいいか? 
だが、今なら冒頭部分を三つとも書いてネットにアップすればいい。
出してしまえば、それぞれアクセス数をはじめとする、読者からの反応がわかる。
ウケなかったら、設定を変えて再リリースすることもできる

成功するため共通項「手当たり次第に出せ」

上記の本の中で共通点を見出すとすれば「とにかく書け」ということが挙げられるでしょう。
あの有名な作家さんも、第一線で活躍するプロの方も、無数の失敗作の上に名作を作り上げているのです。

 

また、とにかく数を増やすことは、良い意味で自分の作品にこだわりをなくします。「もっと完成度を上げてから」と立ち止まることもないですし、テーマも明確でわかりやすい作品になる。

 

そして結局は「何が売れるかは出してみなければ分からない。」という一言に集約されるのかと思います。
特にWEB小説が盛り上がりを見せている昨今。「とりあえず出す」ことのハードルはどんどん下がってきています。

上記の本の中で一番のオススメは「成功は”ランダム”にやってくる!」まずはとにかくこれを読んでみることがオススメです。

 

成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方

成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方