Kindleで小説を出版する手順と注意点と実際に稼げるのか?の考察

 ショートショート出版しました

水谷です。作家をしています。

 今回、他の小説投稿サイトや当ブログにて掲載していたショートショートをまとめて出版してみました。 

 

スポーツ感染: 水谷健吾ショートショート集8

スポーツ感染: 水谷健吾ショートショート集8

 

 ・文字数:1万文字程度

・第一弾は7話、第二弾は10話のショートショートを収録

・値段:99円

・キンドル・アンリミテッド(月額980円で登録書籍が読み放題)に登録済み

です。

(ちなみに「キンドルアンリミテッドってなんぞ?」という作家さんは、是非ともこの機会に下記の本を読んでおきましょう!)

キンドル・アンリミテッドの衝撃 読み放題サービスの出現で、出版社・企業・個人の稼ぎ方はこう変わる!

キンドル・アンリミテッドの衝撃 読み放題サービスの出現で、出版社・企業・個人の稼ぎ方はこう変わる!

 

 作るまでの流れを説明するよ!

ということで実際にKindleで本を出すまでの過程を説明します。

実際やってみた感想として、

・1回出せば、2冊目からはスムーズでお手軽に出来た!

・無料で出版まで出来るのって、改めて凄い!

・アマゾンに並ぶとなると推敲作業にも気合が入る!

といった感じ。

 

出版までの大まかな流れは下記の通り。

①原稿を用意する

KDP(キンドルダイレクトパブリッシング)で出版手続きをする 

 以上これだけ!

 

では順を追って説明していきますよ!

①原稿を用意する

メインとなる原稿ファイルは2通り

何はともあれ原稿データが必要。

KDPに登録できるファイルタイプはたくさんあるのですが、

・EPUBで登録する方法

・ワードファイルで登録する方法

が多いみたいですね。

小説を出すなら「ワードファイル」がオススメ。

その中でもEPUBでの出版」が主流のようです。僕も最初はそれでやっていました。

しかし、小説に限っては「ワード」の方が便利です。

 

なぜなら縦書きで出版するから。「EPUB」では専用の「でんでんコンバーター」というサービスを利用してデータを作るのですが、これが縦書きのプレビューや編集にあまり適していません。特に横になっている数字やアルファベットが横を直すのが少し面倒でした。

小説を横書きで出すのはありか?

逆を言えば横書きで小説を出すなら「EPUB」でも全然ありです。その場合は下記のサイトなどをご参考にどうぞ。

誰でも簡単にKindle電子書籍を出版する方法 2015年版

 しかしPCで読む時、横書きの場合は見開き2ページで文字が表示されます。

ショートショートのように最後の1行でゾッとさせたい場合、オチがページをまたいで見えてしまうのはちょっとよろしくない。

 

ということで、僕は「縦書き」「ワードファイル」を利用して出版をしてみました。

ワードデータで大事なのは「見出し」「ページ区切り」「目次」

ワードでは「見出し」「ページ区切り」「目次」を使いこなせれば出版できます。

「見出し」

f:id:mizutanikengo:20161116172935p:plain

章ごとのタイトルを「見出し」機能で囲いましょう。ショートショートの場合は収録している作品ごとのタイトルとなります。

「ページ区切り」

f:id:mizutanikengo:20161116173111p:plain

ページを変えるタイミングでは「挿入」>「区切り」>「改ページ」にて。これで次のページへ進みます。

「目次」

f:id:mizutanikengo:20161116173225p:plain

本文を全て書いたら目次制作に入ります。

「挿入」>「牽引と目次」とすることで、「見出し」で囲っていた部分が目次として表示されます。

推敲したら完成!

あとは文章を推敲したら完成です。出版前にプレビューもできますし、出版後にデータ差し替えもできます。

まずは気楽に完成させてみましょう。 

②KDPで出版手続きをする

原稿データができたら出版手続きに入ります。

KDPに登録して「新しい本を作成」をクリック!

②-0 「KDPセレクト」について

f:id:mizutanikengo:20161116175436p:plain

まず最初に出てくるのが「KDPセレクト」について。

KDPセレクトに登録すると下記のことが出版物に対して行われます。

・キンドルでの独占販売(他で売っちゃダメ)

・70%のロイヤリティ(250~1200円で販売する場合のみ)

・キンドルアンリミテッド(月額980円で読み放題サービス)に配信

キンドルアンリミテッドに出したかったので、僕は登録しました。

②-1  本の詳細

f:id:mizutanikengo:20161116184931p:plain

「本のタイトル」「内容紹介」「著者名」は入力必須です。「縦書き」を選ぶのを忘れずに。

(オプション)となっているものは必ずしも入力する必要はありません。

②-2 出版に関して必要な権利の確認

「パプリックドメイン」についての項目です

「パブリッシングドメイン」とは、著作者が死亡して50年後の作品のように著作権が消滅した(または存在していない)作品。

自分が作ったオリジナルの物語であれば「パプリックドメインではない」ということになります。

②-3 客様が本を見つけやすくする

f:id:mizutanikengo:20161116184946p:plain

カテゴリや対象とする年齢、検索ワードを選びます。

②-4 本の発売オプション

f:id:mizutanikengo:20161116180203p:plain

このあとすぐに発表するのであれば「本の発売準備ができました」を選択。

②-5 表紙画像のアップロード

「表紙画像」をアップしましょう。イラレ、フォトショがあるなら自分で作ってもOK。無料のデザインソフトでも十分に作ることができます。

 

また、下記のようなサービスもあるので利用しても良いでしょう。新書っぽい表紙を自動で作ってくれます。

KDP用簡易表紙画像ジェネレータ

②-6 本のアップロード

f:id:mizutanikengo:20161116184958p:plain

ワードの原稿データをアップロードします。

デジタル著作権管理(DRM)についてはどちらでも良さそうです。僕は「適用しない」を選びました。

※この時点で「原稿データの内容」がWEB上のどこか(ブログや他の投稿サイト)にアップされていると「KDPセレクト」の独占契約の違反となり、審査エラーとなってしまいます。事前に削除しておきましょう。

②-8 出版地域の確認

f:id:mizutanikengo:20161116185007p:plain

配信先は「全世界」にしておきましょう。

②-9 価格およびロイヤリティの設定

f:id:mizutanikengo:20161116181159p:plain

70%と35%のロイヤティ(販売価格の何%を報酬としてもらえるのか?)を選択できます

70%:アマゾン以外で同じ作品を売ってはダメ。(ただし250~1250円の間でないと自動的に35%に)

35%:アマゾン以外で売ってもOK

その後、販売価格を設定します。「Amazon.com」の金額はアメリカでの販売価格なので適当でOK。

f:id:mizutanikengo:20161116181310p:plain

大事なのは上の「Amazon.co.jpの方。こちらが日本で販売する金額です。

②-10,11

「Kindle MatchBook」「Kindle 本のレンタル」は、日本で関係ないみたいなので割愛!

 

ということで、以上で出版が可能となります。だいたい二日くらいで審査が終わりAmazonサイトに並び始めます。

実際にどれくらい売れるの?

さて、実際にどれくらい売れたのか。

 

僕の作品は①「99円でKindle販売」②「キンドルアンリミテッドの読み放題」の2つの販売方法で売られています。

 

①「99円でKindle販売」では販売価格の35%が収入なので利益は30円くらい。だいたい1日数冊程度のペースで売れています・・笑

②「キンドルアンリミテッドの読み放題」では読まれたページに応じて報酬が支払われます。だいたい1ページ(KENPという単位)に対して0.5~0.8円くらいが相場のようです。

今のところ、100KENP/日いかないくらいです・・笑

これからの展望

数をどれだけ出せるかがカギ

ということで、Kindleだけで生きていくだけの収入を得るのはちょっと難しそう。

ただ何冊も本を出すことで相乗効果が生まれますし、そのうちの一冊でもランキング上位に食い込めば、一気に収入は拡大する可能性があります。

 

またKindleからブログに。ブログからKindleという相互性も期待出来る。定期的に出版は続けていく価値はありそうです。

ショートショートは相性良さげ

ショートショートは下記の点でKindle本との相性が良いと実感しています。

 

・99円で細切れ販売が可能

・再編したりジャンルでくくったりすることで出版が可能

・ブログでも宣伝しやすい

Kindle時代になってまたショートショートが脚光浴びることもあるのかも。

人工知能との共存も必要

やや脱線しますが、ショートショートにはこのようなという大きなメリットを感じている一方、人工知能という怖さもあります。

既にショートショートを制作する人工知能もあるくらいですから。

・シリーズ化されたもの(うすーく登場人物や世界観が繋がっているもの)

・独自の表現、文体で描かれているもの

・時代を風刺しているもの

あたりが今後は重要になるんじゃないかな。

 

ということで、Kindleで小説を出してみた感想でした!

では今日はこの辺で!

 

キンドル・アンリミテッドの衝撃 読み放題サービスの出現で、出版社・企業・個人の稼ぎ方はこう変わる!

キンドル・アンリミテッドの衝撃 読み放題サービスの出現で、出版社・企業・個人の稼ぎ方はこう変わる!