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まずは自分の作品を完成させてから名作を読もう

自分の作品を書くことで見えることがある

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水谷です。作家をしています。

以前こんな記事を書きましたが、それについて新たに思うことがあったので書いてみます。

www.mizutanikengo.com

主張はこの時と変わらず「とにかくまずは書け。」というものです。

それをもう少し発展させ、「まずは一つの作品を完成させろ。」という点で論じてみます。今日はそんな話。

読み直したときに愕然とする

一度完成した自分の作品を読み直した時、愕然としませんか?

 

読みにくい。表現が稚拙。何も伝わってこない。

この感情は至極当然で、それこそが作家として非常に重要だと僕は思っています。

 

 

例えば、僕が初めて自分の作品を完成させ読み直した時に直面したのが「同じ動詞使いすぎ問題」

 

こんな感じです。

Aが〜と言った。するとB〜と言う。次にA〜と言った。最後にB〜と言ったのだ。

いったい俺はどれだけ「言う」という動詞を使っているのかと。

 

なんとも情けなくないものです。そして、このような「課題」を持った上で名作を読むと、やはりトップレベルの先生方の語彙の多さ、鋭さに驚きます。

 

「そっか!こうやって表現すれば良いんだ。」と動詞一つを取っても非常に学びがある。

先に「名作を読む」では身につかない

僕は、先にいくら名作を読んでも一流作家さんの表現は中々に身につかない(身につきにくい)のではないかなと思います。

 

なぜなら、名作の文章はあまりにも自然に頭の中に入ってきてしまうから。

 

「あぁ、ここってこういう表現を使っているんだな」と意識する前に、景色が映像として再生されてしまい、気づけば主人公に感情移入して泣いている。

 

相当強烈な課題を持って読まないと、その世界観に引っ張られるんです。もちろん浴びるように名文を読むことで自然とその表現を口ずさんでしまうような、一種の「憑依」的な学び方もあるとは思います。

 

しかし個人的には、「『〜と言う』っていう表現がつい多くなるんだよなぁ」と課題を持って読んだ方がやはり気づく点が多い。

そしてこのような課題は、一度自分の作品を完成させ、読み直した時に見つかるものです。

まとめ

・まずは自分の作品を完成させて読み直す

・その時の思った課題を明文化してする

・その上で名作を読む

きっといつものよりも実りの多い読書となるはず!

 

では今日はこの辺で!