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作家志望は、ショートショート小説を書いたほうが良い4つの理由

ショートショートをWEBで発表してみて

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どうも水谷です。小説家をやっています。

僕が最初にはまった小説は星新一さんでした。星さんのショートショートで衝撃を受け、作家という職業に憧れを抱きました。


最初に書いた小説もショートショートでして、やはり僕にとって非常に思い入れがある作品が多いです。そしてここ1年、ショートショートを継続的に作っています。

未発表のもの、ボツにしたものを含めると350個くらいは作っているのかな。だいたい1日1個、作っている計算になります。

その過程で、お題をいただいてショートショートをしてみたり、「童話」でシリーズ化してみたり、特定のキャラを中心とした緩い繋がりのあるショートショートを作ってみたり。

 

最近、特にショートショートの効用を自覚するようになったので、少しまとめてみます。

①自力を高める

まずオチを付ける力が格段に高まります。物語は長編になればなるほど、ひとつの大きな物語の中に小さな物語が含まれています。その小さな起承転結を作るのに非常に役立つ。

主軸として「幽霊の探偵が事件を解決する物語」と決めた時、毎回の事件や物語、展開の仕方などはショートショートを作った時の経験が生かされるのです。

②ファンを増やす

ショートショートは濃い固定ファンがつきにくいと言われていますが、逆に緩いファンがつきやすいとも言えます。やはり入り口のハードルが低いですから。気軽に読んでもらえやすいジャンルです。


大抵5分もあれば読める話ばかりなので、「あ、なんか面白いじゃん。」と思ってくれた方が次の話を読み、気づけば、最新話が出るたびに目を通すようになってくれてりう。


その中の何人かに「この人の出す話は基本、面白い」と思ってもらえたなら、長編を出した時にも見に来てもらえるはず。(もちろん継続してみてもらえるかは作品の質次第ですが。)

特にこの傾向はブログよりも小説投稿サイトでよく見受けられます。全く無名からのし上がるつもりなら、短い作品を次々に出してまずはファン獲得に動いてみましょう。

③「売れた」時の準備

「売れたときに備えて準備する。」ということを最近は意識しています。
つまり、いざ何かに取り上げられて、一気に世間からの注目が集まったときにどうするのか?という問いです。(狸の皮算用的な発想でもありますが)

例えば、最初に出した本が爆発的に売れた時、次に出す本までには確実にタイムラグがあります。

もちろん出版社から「ぜひ最新作を」という話が来るでしょうが、仮に別の話を持っていたとしても本屋に並ぶにはやはりある程度の時間がかかる。

その間にファンの熱も冷めてしまいます。

こんなときにアマゾンで個人的にショートショート集を販売しておけば、「この人の別の作品が見たい」という読者にも提供できます。

④ライブの可能性

これからはクリエティブな作品が双方向性になっていくと言われています。
つまり、全員がクリエイターであり、全員が消費者であるという作品の形。

そうなった時、リアルでの活動が重要になってきます。この課題に作家はまだ答えられていません。

即興に弱い芸術作品と言えます。

だからこそ、もしその形を提示できたら一気にトップに躍り出る可能性もあると考えています。その際、一番可能性が高いのがショートショートなのかなと思っています。


プロショートショート作家の田丸さんは、即興でショートショートを作っていますし、実際に慣れてきたらアイデア出しからプロット作成までだいたい10〜15分で作ることも不可能ではありません。

さらに15分ほどもらえるなら「とりあえず」という形で完成品を出すことも可能です。ただ、質はやはりありきたりで低いかもしれませんが。

この方法をさらに応用して、連想ゲームのようにユーザーと一緒に物語を作っていけたら面白そうです。

「それでどうなる?」「それからどうなる?」みたいにプロットレベルのアイデア出しをどんどん膨らませていく。その過程で、「さっきのあれ、使おうよ」と「このキャラとこいつが実は兄弟だったとか?」みたいな偶発的にできる化学反応をどんどん付け足し、プロットだけの物語作りをしてみて良いかもしれません。

お笑い芸人さんのトークライブに近いですかね。

「何となく」でショートショート作らない

ただ単にショートショートを作ることならいくらでもできます。テンプレはありますし、そこに機械的に当てはめていけば良い。

たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座

たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座

 

そこにはもちろん知的なひらめきもありますが、やがて「創作」ではなく「作業」に近くなるでしょう。何よりも人工知能が担うことができる分野になりそうです。

 

だからこそ、何を目的としてショートショートを作るのか?は重要。

・あえて縛りを設ける

・ライブ感のある作品作りをする

・一つのテーマ(登場人物、設定)に沿って書く

・長編の中に組み込むことを見据える

など、作品を読むだけで「あ、これはあの人のショートショートだ。」と言われる色が必要なのかもしれません。

 

参考になれば幸いです!では!!