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WEB小説でヒットするための秘訣満載!「ウェブ小説の衝撃」は必読!

「ウェブ小説の衝撃 ──ネット発ヒットコンテンツのしくみ」 

水谷です。

WEB小説を掲載している方にとって本当に勉強になる本をご紹介します。

それがウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ

ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)

ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)

 

僕も色々な媒体に投稿しているのですが、

「え?今、こんなにWBE小説ってアツいの?」
と認識を改めたほどの情報が書かれています。

 

今後の小説業界を示すデータとそれに対しての詳細な考察が書かれているので是非とも読んでみてください。以下、本文より参考になった点をまとめてみました。

紙の出版社はやはり厳しい

これからはやはり紙の出版社は厳しい。本書で書かれているその理由を大きく3つにまとめてみました。

①WEB初の作品が実は市場を占め始めている

日本の小説市場では、ウェブ発の小説が売上の半分近くを占めているのだ


②紙の出版社は「有名人の作品」しか取り扱おうとしない

「芸人初の芥川賞受賞」という話題性から、又吉直樹『火花』が二四〇万部を突破した。
この「又吉フィーバー」の背後を読み解くことで、現代日本において「紙の小説」がどんな状態にあるかの一端が見えてくる。
ひとつは紙の小説雑誌に影響力がなくなったこと。
ひとつは出版社が新人を発掘・育成する能力と体力が衰えてきたこと。
版元の編集者や販売の人間は
○ポッと出のやつ、たいして売れるにおいもしないやつが書いたものは雑誌に載せるだけで本にしなくていい
○自分のところで新人賞を与えたにもかかわらず、雑誌に載せなくてもいい
○過去に売れた実績のある作家以外は企画を通さなくていい
と考えている。
テレビかネットで有名な人間の本は出す。
けれども「本を出すことで今は無名のこいつを知名度ある存在にしてやるのだ」といった気概や自負は失われている。


③尖った作品が出てきにくい。

新人賞選考や出版社の編集会議は「集合知」ならぬ「集合愚」になりがちである。
(中略)
好き嫌いがハッキリ分かれるくらい個性の強いものでないと、結局は誰にも刺さらない。「そこそこいい」ものは誰の記憶にも残らない。
しかし、賞の選考や編集会議では、激しい賛否両論、ある人間は強烈に誉め、ある人間は唾棄するタイプの作品は忌避され、
「減点方式でいけば、まあ、これが無難かな」というものに大きな賞が与えられ、企画が通る。これが「集合愚」、日本的会議の愚である。

WEB小説でヒットするためのコツ

ヒットするためのコツは大きく下記の4つ

①週刊連載的なヒキとわかりやすさが必要

『王様ゲーム』の文体は、ウェブにふさわしい執筆テクニックが駆使されている。
展開が早くないと読者が飽きてしまうため、インパクト重視の出来事を連続させ、文章は極力圧縮。短文でも受け手に残るメッセージを込めた言葉を選び、続きが読みたくなるように「引き」を毎回作ることで、読者を惹きつける。

②とりあえず試してみる

今までは、そのなかから編集者と作家が勘で決めていた。
そんなものは、やってみなければわからない。
小説の企画(プロット)がA案B案C案と三つあった場合、どれがいいか? 
だが、今なら冒頭部分を三つとも書いてネットにアップすればいい。
出してしまえば、それぞれアクセス数をはじめとする、読者からの反応がわかる。
ウケなかったら、設定を変えて再リリースすることもできる


③定期的な早い更新

現代はスマホ内で処理できる、数秒から十数分の「細切れ消費」が一般的になった時代。
少量でもいいから高頻度の更新を読者は望む。
「エブリスタ」や「なろう」の人気作品は毎日更新とか毎週更新といったかたちで作家が自ら宣言し、定期的に続きが書かれ、やはり「引き」で「以下、次回」パターンでつないでいく。


④ジャンルについて

ウェブ小説で人気のジャンルは、ホラーかファンタジーか恋愛ものである。これらはいずれも「プロセスを楽しむ」というウェブ小説の連載(運用型コンテンツ)に向いている。
ホラーなら連続した緊迫感の演出によって高密度の感情の振れ幅を作りやすい。
ファンタジーは居心地のよい逃避的な時間も作りやすいし、活劇による刺激も作りやすい。
恋愛ものは、ちょっとしたことでお互いに誤解をさせたり、
距離が近づいたり離れたりするイベントを用意して、喜びと悲しみの起伏をつくりやすい。
逆に、オチやクライマックスのどんでん返しこそが最重要であり、そのために逆算して伏線を仕込んで……というタイプの作品(たとえば謎解き要素の強いミステリなど)はウェブ小説には向いていない。
中だるみが強いられるジャンル、ダレ場がどうしても必要になるジャンルは運用型コンテンツには向かないのだ。

以上、目から鱗ばかりの部分を載せてみましたが、これ以外にも「マジか!」と唸ってしまう内容が溢れています。

小説投稿サイトを利用している方は是非とも一読あれ!

ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)

ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)