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YUIの「真っ赤なブルー」をイジってブチ切れられた日

Summer Song 

www.youtube.com

YUIの夏ソングにSummer Song」という曲がある。90年生まれ、今年で27歳になる僕が18歳の時にリリースされた曲だったので、実に9年前、つまりは2008年夏の曲だ。

 

「なーつが来るか、海へーいこーよー」

という陽気でポップな曲調。

「ちょっとだっけ立ち止まって迷う日もあるけどー」

の「ちょ」で少し掠れてしまうYUIの声も可愛い。

 

 

さて。この曲、最後の大サビに入る前に「真っ赤なブルーだー」というフレーズがある。

 

へーこむ毎日、取り戻す日々〜♪

 

君に会ってー、笑いあってー、

 

(ジャン)

 

 

 

真っ赤なブルーだ〜♪

 

 

である。

 

思わず笑ってしまった.

 

 

「いやいや真っ赤なブルーて」

 

もちろん言わんとしていることは分かる。伝わってる。

再三繰り返される「なーつが来るから海へ行こうよ。」のサビにある「海」というワードで、「ブルー」=「海」の図はイメージできている。でも、突き詰めたら「真っ黒なホワイト」と一緒であるし、「ビターな甘み」「年老いたチャイルド」と言っているのと何ら変わりない。

 

聴いている人に、「ん?」と立ち止まらせてしまうほど強力なワードである。

 

きっと街頭で流れ出した頃には、道行くサラリーマンが「あぁ、YUIはまた新曲出したのか。良い曲だなぁ。最近娘と距離もできちゃったし、今度CDでも買って・・・んん!?と振り返り、

 

一足早くライブでこの曲を聴けたファンは、「やっぱりYUIは凄い!ウチもYUIみたいになりたい!学校やめて好きな音楽の世界で生きていく!自分の気持ちに嘘ついたダメだよね・・・えぇ?と勢い良く振っている手を止めたんじゃないかと思う。

 

というか、そうなると「夏の歌」と訳されるこのタイトルもちょっと気になってくる。「まんまやないか。」と言いたくなってしまう。音楽の教科書にでも載ってそうだ。

でも、スピッツの「春の歌」を聴いた時には思わなかったわけで、何とも不思議なものです。

日記に綴った高校時代

 少し話は逸れるが、当時は携帯ブログなるものが流行っていて、仲の良い友達数人で一つのサービスを使い、そこに「~の日記」という名前で専用の日記を持って日々の出来事を書いてた。

 

僕の日記の名前は「徒然エネルゲン」(今はない)。別に周りからエネルゲンと呼ばれていたわけではない。たまたま名前を考えている時、自販機で「エネルゲン」を見つけたのが由来だ。

 

ちなみに他の3人は本名を使っていたので、 

「しんやの日記」

「しゅんすけの日記」

「あきひとの日記」

徒然エネルゲン

 という並びになっていた。いびつである。世界観もへったくれもない。

 

そして、そのエネルゲンの日記において、当時の僕は

 

「真っ赤なブルーってどういうことだよ笑」

 

と書いていたのである。思えば9年も経っているのに、言っていることは変わらない。ほとほと成長しない男だ。

 

当時のネット社会は実名が主流。日記を書く時、僕のように少しぼかすことがあっても、逆にコメントする時は自らの名前を出すのが礼儀であった。日記であれば偽名でも内容から何となく誰かわかるものだが、コメントは名前を隠されると本当にわからない。

 

そして全く知らない人に対してはリアクションをしづらいものだ。コメント時の実名は、相手への思いやりだったのである。

初めての批判

だが、そんな善意の循環が実現しているこの狭い社会で、僕はこの日記を通し、初めて批判に遭遇したのだ。

 

どうやら相手は、かなりのYUIファンらしかった。

「真っ赤なブルーというのは、夕焼けで海が赤く染まっていることだ。それくらい分かれよ。お前は高校で何を習っているのだ。というか、もしかしてYUIを愚弄しているのか?」

といった旨の内容が書かれていた。

思い返せば文章自体は丁寧で、それほど強烈な批判でもなかったのだが、しかし僕はもう完全にビビってしまったのである。

 

当時はまだAKBもいなければオタクという言葉もそれほど浸透していない。レベルの高いファンの持つエネルギーというものを軽視していたのである。

僕は「何かをイジる時、それを大好きな人もいるのだから気を付けよう。」という至極真っ当なことを学んだ。

 

そして次の日、謝罪の言葉を掲載したのだ。

  

「真っ赤なブルー」をバカにしてすいません。YUIのことが大好きな方の気持ちを分かっておらず、不快な思いをさせてしまったことをお詫びします。

 

ただ、自分は決してYUIが嫌いなわけではなく、CHE.R.RY(わざわざ正式名称を調べて書いた)もMy generationもRolling starも大好きです。特にMy generationが主題歌となった「生徒諸君」は堀北真希ファンということもあって全てちゃんと見ていましたし、本郷奏多くんも良い味出していたと思っています。

 

ただ、アーティストへの愛情表現が根底にあったとしても、言い方ひとつで誰かを不快させてしまう可能性があることに頭が回らなかったこと、そのための想像力が働かなかったことが何とも情けないです。今、僕は恥ずかしさのあまり赤面しています。

 まさに、真っ赤なスキンです。

 

案の定、その日記のコメントも荒れた。