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嶋浩一郎さんの「アイデアのつくり方」は小説のアイデア出しにかなり有効

「アイデアのつくり方」嶋浩一郎

水谷です。面白い本を読んだのでご紹介!

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)

 

とにかく目についたのが「情報散らかす」という考え方。

整理してラベルを貼るから、情報は結びつかず斬新な発想が出てこないんだという考えで書かれた本となっています。

以下、気になったところ抜粋してみます。 

散らかった情報から斬新なアイデアは生まれる

本書では気になった雑学、街中で聞いた他愛もない会話、仕事で得た知識を同じノートの同じページに次々メモしていくことを推奨しています。

「いや、マジで!?だってそんなの乱雑になっちゃうじゃん!」

と思われるかもしれませんが、

 

 

安心してください!

その「乱雑さ」こそが新しい発見とアイデアを生むのです。

一見関係ないものが結びついた方が斬新で、新しいコンセプトを含むことが多いのです。

例えばこんな感じ

本書であげられていた一例を説明します

・ジャックバウアーの「24」が数年前に大ヒットした

・読むのに難解なジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』は20世紀最初のダブリンの1日を描いた物語

・『銀河鉄道999』では999の各駅停車の停車時間はその星の二十四時に設定されていた

これらの情報は全て「24」という文字で括ることができます。一見無関係な情報たちが、一つの関連した知識となったのです。

 

飲み会の雑学ネタにしても良いし、締め切り前日で焦っている同僚に「24時間あればこれだけのことができる」と元気付けることになるかもしれない。

また、もし自分が本屋であれば「元祖24アワーズ!」というPOPを作って上記の作品をひとまとめにも出来る。

情報を片付けずに放牧する

ということで情報は乱雑にあちこちに放牧されておくのが大事。特にラベルやカテゴライズはご法度です。

「情報は一度、ラベルを貼ってフォルダに入れて片付けてしまうと死んでしまう!」と書かれています。ラベルはダメ絶対!なのです。

 

というのも、「ラベル」というのは自分の既成概念でしかないから。ラベルで囲った情報は既に自分の先入観が入っているため、今までの自分にはなかった考えが出てきにくくなります。

具体的なやり方

ということで具体的なやり方

・まずはノートにとにかく明記する。

情報に貴賎はありません。ライフハックも偉人の名言も下ネタも、また信憑性もいちいち気にずに、全てノートに次から次へとメモしましょう。

ただ出店と日付だけは明記しておくと、後から深掘りする時にラクになる

・KJ方でまとめる

これは文化人類学者の川喜田二郎さんが提唱した方法で、要は「目の前の混沌をひとつのコトバにまとめる」という方法。

例えば「風呂」「喫茶店」「満員電車」「散歩」だったら「アイデア発想の場所」というように、大いに散らかした後に、むりやりまとめることで情報の科学変化がおきます。

情報の活かし方が満載の良書

基本的には前述した通り「いかに情報を散乱させるか」に主題が置かれています。

しかし、そのための具体的方法は他にも書かれているのでその一部を最後にご紹介

・二軍ノートを作ることで情報の精度が高まる

・情報の集めるためには「事実」「意見」「分析」「疑問」「表現」の5つの視点が大事

・グーグルでウィキペディアでの深堀の仕方

などなど。

アイデアを出すことに携わる仕事の人なら一度眼を通しておいて損はないでしょう。

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)