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IT革命が国ごとの特色を消し去ってしまう前に

ITによって最適化されつつある世界

水谷です。

5月の頭にインドに行ってきました。

今回はそこで感じたこれからのインドの姿についての話。

ぼったくりと詐欺師について

インドのメインとなる駅の一つ「ニューデリー駅」

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そこには観光客を乗せようとしきりに声を掛けるリキシャのドライバーや、割高な旅行会社に連れて行こうとする詐欺師がひしめいています。

 

事前に色々な方のブログや旅行記においても、そこで詐欺の被害に遭われた方や断ってもしつこく言い寄ってくるドライバーたちのことが書かれていました。

 

そして最後はこのような言葉で締められています。

「それこそがインドの醍醐味だ」と。

ITによって少しずつそれが崩れつつある

実際に僕が行った時もそのような傾向がありました。

明らかに高い値段を伝えてくるドライバーや、「お前たちが乗ろうとしている電車は10時間遅れている。だからここに行け」と急かしてくるニセ駅員。

しかし彼らのことは「地球の歩き方」であったり、先人の旅行者のブログによって知っていたので、騙されずに済みました。

おそらく僕のような旅行者は増えているはず。

スマホを片手に正しい情報を入手することで、そして妙な客引きや不当な値段設定を受け入れることがなくなりつつある。

そして登場したUber

さらにそれを顕著にしているのがUber。

スマホ一台でタクシーを呼ぶことができ、運転手の口コミを見ることができるサービスです。(インドではOlaという似たサービスもあります)

 

この手のサービスやGoogle検索結果の充実により、詐欺的な人間はどんどん仕事をしにくくなる。

やがて適正な値段で安全運転をしているドライバーは何をしなくても客が増え、強引に自分のリキシャやタクシーに乗せようとする運転手は仕事がなくなってしまう。

となると、ニューデリー駅から出た時に味わう、次々とインド人が寄って来るあの感じはやがて消えてしまうかもしれない。

本当に今しか行けないかもしれない

ITの進歩は、このようなインドの国民性を消え去る力があります。

その後に残るのは、ロボットによって安全が確保され、口コミによって不誠実なことができなくなり、ただ観光名所を見て回るだけの国。

それはとても良いことのようでありつつも、過去この国を訪れた人々が感じたインパクトを味わえることができなくなるかもしれない。

 

「若いうちに海外に行っておけ」とは大学生時代に僕がよく言われた言葉ですが、

もしかしたら、

「まだITで最適化されていないうちに海外に行っておけ」

なのかもしれません。

 

今日はこの辺で!ではではー!