「魔王JR」に感動した人は「VANILLA FICTION」「マチネとソワレ」が超絶的にオススメ

僕が最もオススメする漫画「魔王―JUVENILE REMIX」

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これまで読んだ中でダントツに面白かったのが「魔王―JUVENILE REMIX」(以下「魔王JR」)

原作は伊坂幸太郎さん、作画は大須賀めぐみさん。

魔王 JUVENILE REMIX(1) (少年サンデーコミックス)

魔王 JUVENILE REMIX(1) (少年サンデーコミックス)

 

全10巻という非常にちょうど良い長さで終わっています。

小説「魔王」「グラスホッパー」「死神の精度」がミックスされたオリジナル物語です。

で、このあとに作画の大須賀めぐみさんが描いた漫画で「VANILLA FICTION」「マチネとソワレ」というものがあるのですが、これがまたかなり面白いんです。

正直、

伊坂さんが原作じゃないのか……

と敬遠していてたんですよ。完全にミスでした。僕の反省点です。

「魔王JR」を彷彿とされる物語やキャラクターも多くて、ていうか物語が伊坂幸太郎さんぽいんです。完成度高いんです。

以下、どのあたりが「魔王JR」と似ているのか。そしてどこが面白いのかを説明していきます。

 「VANILLA FICTION」全8巻(完結済み)

VANILLA FICTION(1) VANILLA FICTION (ゲッサン少年サンデーコミックス)

VANILLA FICTION(1) VANILLA FICTION (ゲッサン少年サンデーコミックス)

 

「どう考えてもバッドエンドにしかならない」『魔王』『Waltz』で伊坂幸太郎とタッグを組んだ俊英、大須賀めぐみが今、待望の完全オリジナル作品に挑む!!とある小説家に突きつけられた「タチの悪い冗談みたいな現実」の行き着く先は!? 1ページ先で何が起きるか、予想も出来ない相次ぐ衝撃を目の当たりにせよ!! 

「神が仕組んだ双六ゲーム」に参加させられた主人公・佐藤。彼のゴール条件はエリという少女と共に「羽白島の北端の岬でクッキーを食べること」

しかし佐藤たちにはライバルチームが存在し、彼らもまた「エリが必須な別のゴール」が設定されています。両チームは互いにエリを奪い合いながら各々のゴールを果たそうと奮闘するという物語。

負けたチームは死亡、ゲームが決着すると各チームに付いている進行役は消滅とルールの中、

なんとですね……

ライバルチーム、進行役がどんどん魅力的になっていくですよ!!

「どっちも負けて欲しくない!!」

「ゲームに決着がついて欲しくない!!」

「しかし、ライバルチームのゴールには制限時間がある!!」

というもどかしい板挟みの仲、

この戦いにどう決着がつくのか気になって、一気に最後まで読んでしまいました。

「魔王JR」との類似点 

主人公の武器が「考えること」

主人公・佐藤忍はバットエンドしか書けない小説家。その彼は追い込まれると敵のバットエンドを想像して ピンチを脱する方法を思いつきます。

この設定が秀逸ですよね。天才かよ。

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思考を武器にするという点で、「魔王JR」の安藤兄っぽい。考えろ、マクガイバー!

「鞠山」と「ドラジェ」の関係性

佐藤たちのライバルチームです。悪態を付き合っているんだけど、心の底では大事に想いあっている親子。ドラジェ(男)がもう可愛くてしょがない!ニーソって!!

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みんな大好きセミと岩西を彷彿とさせ、ニヤニヤしてしまいます。

「マチネとソワレ」 全1巻(連載中)

マチネとソワレ 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

マチネとソワレ 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

 

 「上がるんだ、対決の舞台へ!」上を見上げる弟と、それを見下ろす兄との激突演劇サーガ!!輝くのは――――どっちだ!?

五年前に亡くなった演劇の天才「三ッ谷御幸」を兄に持つ役者の誠。どれだけ頑張っても兄の七光りだと言われ、兄と比べられることに劣等感を抱いていた彼が、ついに大きな舞台の主役をゲットします。

しかしその直後、なぜか兄が生き、自分が死んでいる世界へとワープしてしまうという展開。非日常的な展開や暴力団など物騒な事件を、彼は演劇を武器に乗り切っていきます。

「魔王JR」との類似点 

主人公の武器が「演劇」

まだ1巻までしか出ていないので何とも言えないのですが、

・自分の体の筋肉がどう動いているのかを常に把握している

・追い詰められた状況でも「演劇の肥やしになる」と捉える思考

この辺りが誠の非凡さであり一種の異常性(全て兄の御幸から受け継いだものですが)として描かれていました。

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「魔王JR」や「VANILLA FICTION」と同じく、派手な能力はないけれど、使い方次第で窮地を脱する展開がこれからあるのだと思います。多分!

正反対な兄弟

御幸と誠は正反対の兄弟として描かれています。

「魔王JR」と比較するなら、

主人公の誠=「生真面目な安藤兄」

御幸=「天才肌の安藤順也」

といったところ。今のところ兄弟仲はそれほど良くなさそうですが、2人の絆がどんな展開をもたらすのかにも注目。

改めて「魔王JR」って名作だよな!!

ということで、ここまで読んだあなたは「魔王JR」を読みたくなったと思います。

なったでしょ!

なったっしょ!?

まだ読んでいないのならぜひぜひ一読してください!

そして欲を言えば、その前の小説版の「魔王」「グラスホッパー」「死神の精度」を読んでおくことをオススメします。 

魔王 (講談社文庫)

魔王 (講談社文庫)

 

 

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

 

 

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

 

 ではではー!!