星新一以外にもある!オススメのショートショート

星新一さん以外のオススメショートショート

水谷です。作家をしています。

ショートショートを書くことが好きです。

そんな僕が昔から好きなのが星新一さん。

ショートショートの巨匠と呼ばれていて、普段小説を読まない方でもこの人の作品なら読んだことがあるという方は多いんじゃないでしょうか?

「おーい、でてこい」などは英語の教科書にも載っていたりしています。

www.mizutanikengo.com

しかし、他にも素晴らしいショートショートを書く作家さんはたくさんいます。

ということで星新一さん以外にオススメなショートショート作品を今日はご紹介。

「タイムマシンの作り方 」広瀬正

タイムマシンのつくり方(広瀬正小説全集6) (集英社文庫)

タイムマシンのつくり方(広瀬正小説全集6) (集英社文庫)

 

 二つの隆起と三つの穴を持つ奇妙な出土物をめぐって議論を戦わせる学者たち。タイムマシンで連れてこられた古代人の意外な答えは…。

著者のSF処女作であり、星新一に激賞された傑作「もの」をはじめ、「時間」を自由自在に操るタイムマシンの魅力にとりつかれた人々の悲喜劇を多彩な切り口で描いた短編とショートショート24編および付録を収め、シリーズ最終巻を飾る贅沢な作品集。

タイムパラドックスが時間旅行にまつわる話が本当に好きなんだろうなと思えるほど、タイムマシンへの愛が感じられる物語です。

よくあるSFよりも一段階深く、タイムパラドックスや時間の概念を掘り下げています。しかし決して小難しくなく、とても分かりやすい。

前半に掲載されている「ザ・タイムマシン」「化石の街」「計画」を読んで、頭を殴りつけられたような衝撃を受けました。

最後に掲載されている付録『時の門』を開く」はあまりにも難解で、「バカな読者はいらない」という著者の主張すら感じさせるほどです。

もちろん僕はさっぱりでした。

「帰郷」太田忠司

 

 

帰郷 (幻冬舎ノベルス)

帰郷 (幻冬舎ノベルス)

 

 赤いレンガの小さな駅、ブラウントゥリー。家出した札つきの不良のぼくは帰って来た。牧場を抜け、丘を越え、その向こうには……。初恋の女性や故郷に対する思いを、叙情豊かに謳い上げた幻のデビュー作「帰郷」

(星新一ショートショート・コンテスト優秀作)をはじめ、ヒット長編の原点になった秘蔵のショートショート! 切れ味鋭いミステリーから壮大なスケールのファンタジーまで太田ファン垂涎の34編を収録。

だいぶ昔に読んだのですが、今でも人に自信を持って勧められるほど素晴らしい作品です。特に「講演」はしっかりとその内容を覚えています。

独自の作風があるので、ちょっと新しいショートショートを読んでみたいという方にオススメ。

「幸福な生活」百田尚樹

幸福な生活 (祥伝社文庫)

幸福な生活 (祥伝社文庫)

 

サスペンス、ファンタジー、ホラー……、様々な18話の物語、そのすべての最後の1行が衝撃的な台詞になっているという凝った構成。

 ショートショートで定番といわれているようなオチもありますが、「おお!なるほど!」と膝を打つような物語も収録されています。

特に表題作「幸福な生活」の展開が素晴らしい過ぎます。