西野カナという病

電話があると不安になる

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つい最近、後輩の女性から、

「相談があるんですけど」

という連絡が来ました。

 

どきり、としました。

 

それは良い意味の、つまりは恋愛的なトキメキというわけではありません。

「何か良くないことが起きたのではないか」という暗い予感が頭を過ぎったのです。

 

 

例えば金銭の絡んだ事件が起きたり、もしくは異性とのトラブルに巻き込まれたり、はたまた共通の知り合いに不幸がおきてしまったり。

とにかく不安になったのです。


ジンワリとした嫌な汗が背中を伝うのを感じました。

 

 

しかし結論から言ってしまえば、それは全くもって大した内容ではなく、

話を聞き終えた僕はホッと胸をなでおろしました。

 

そして同時に、ふと懐かしさを覚えたのです。

 


思い出したのは、以前付き合っていた彼女のこと。

 


その子は、事あるたびに

「電話できる?」

と、連絡をしてくる子でした。

 


これに僕は、毎度ヒヤヒヤしていました。

「なんだ?どうした?何か電話で話さないといけないことが起きたのか?」

と。

 

しかし蓋を開けてみれば前述した内容と同じ。

 

それほど深刻な話でもなく、前の誕生日にもらった指輪を今日初めて付けてみて、改めて可愛いと思った本当に本当にありがとうね!といったようなことだったりするのです。

 

その度に僕は人知れず安堵し「そうかこの子はこんな些細なことでも電話で伝えたいんだな、ふむふむなるほど可愛らしいな、よし次は驚かないぞ」と決意するのですが、

 

 

後日、電話が来るとやはりハッとしてしまいます。

慣れることはありませんでした。

女性を怒らせているという恐怖

このような心境になるのはなぜだろうかと考えてみたところ、

おそらく僕は潜在的に

「自分は女性を気付かないうちに怒らせているに違いない」

と感じてるからだと思うのです。

 

 

そしてそれは、ひとえに西野カナのせいです。

 

 

彼女は女性という生き物を、時にリアルに、時に誇張し、時に極端に描いています。

西野カナの歌詞によって、男は恋人の前で身動きが取れない瞬間が生まれます。

 

 

彼女のことを細かく観察していないといけない

でも太ったとかは言ってはいけない

記念日にはオシャレなところに連れて行くべき

しかし何気ない時にサプライズもした方が良い

でも多分、やりすぎるとそれはそれで鬱陶しがられる

そんな私をよろしくね、と

 

 

どんどん追加される女性に関するルールを見て、

「あぁ結局。男ってのは何をしても女性を怒らせてしまうのだな」

と脳に刷り込まれてしまっている。

 

彼女からの突然の電話に対しビクッとしてしまった理由は、きっとこれだったのかなと今になって感じています。

 

でも…… 

確かに理解はできないかもしれない。

いつも怒らせてしまうかもしれない。

 

 

しかし、

それでも互いに歩み寄ることはできる

 

できるんだっ!

 

と、もののけ姫みたいなことを言って今日は終わりたいと思います。