これからの物語には「余白」が必要となる

議論があると盛り上がる

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水谷です。作家とYouTuberをしています。

今回は、人々が求める「物語」が変化しつつあるということについて。

 

まずは僕がYouTubeで出している動画について。

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最近は、本当に多くの人に見られるようになってきました。

その中でひときわ、再生回数が伸びている動画がこちら。

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簡単に要約すると、

暴走トロッコの進む先には、「5人の作業員」がいる。レールを切り替えた先には「1人の作業員」がいる。

切り替えレバーの近くにいるあなたは、どうするべきか?

正解、不正解の出ない「思考実験」を扱った動画です。

 

この動画シリーズがやたらと盛り上がりました。

その理由は、コメント欄で「俺ならこうする」「いや自分ならこうだ」と議論が生まれていたから。

世間的にバズったわけではないですが、YouTube側から「これは良い動画だ」と評価され、多くの人にリコメンドされるようになりました。

解釈の余地がある物語が好まれる

これは単純な企画動画だけの話ではありません。

同じチャンネルで「5分程度で終わる映像作品」を挙げているのですが、やはりオチに解釈の余地がある方が多くの人に見られるのです。

 

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物語として完成している方は、もちろん高評価の割合も高くなります。

しかし議論は生まれません。

 

逆に「分かる人には分かるオチ」の場合、分からなかった人たちから低評価がつきます。ですがその分、解釈を巡って議論が生まれるため、より多くの人に見られるようにはなります。

あの名作も「余白」によって有名になっている

思えば、ワンピースだって「ワンピースとは何か?」「Dの意思とは?」みたいな数々の謎が色々な解釈を産み、根強いファンを作っています。

コナンの「黒の組織のトップは誰か?」も同じでしょう(既に明かされたようですが)。

 

完全な消費者というものが存在しない昨今、あえて余白を作り、「いかに読み手に埋めてもらえるか」というのが作り手の課題になっていきそうです。

 

良かったら参考にしてみてください。