レターポットの水増しに意味がない理由

レターポットの経済圏

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「レターポット」とはキンコン西野さんが作ったもので、「感謝の言葉」を通貨にし、「信用を数値化」したサービス。

letterpot.otogimachi.jp

 

ざっと要素を示すとこんな感じ。

・通貨単位は「レター」

・「レター」は「円」に換金不可(もちろんドルやビットコインにも不可)

・「レター」で「モノ・サービス」を買うことはできない

 

おそらく初めてレターポットを知った方は、「じゃあ、なんのために存在するの?」と思うでしょう。

また、信用を数値化したサービスなら、水増しされる可能性もあるのでは?と言われることも多いようです。

 

今回はそんなレターポットの世界観を簡単に解説しながら、「レター」を水増しすることについて話してみようと思います。

レターポットの世界観 

まず、そもそもレターポットが作る世界は、これまでの経済社会と逆ベクトルのものだとご理解ください。

 

従来の経済社会は「受け取るモノorサービス」の対価として「お金」を払います。
しかし「レターポット」は、「過去にしてもらったこと」への感謝として「レター」を送るのです。


何度も言いますが、このレターは「他の通貨」に換金できません。

 

では、貯まったレターはどうするのか?

レターで腹が膨れないのなら意味がないのか?

小さな経済圏でなら生きていける

結論から言えばそんなことはありません。

この点を解説するために、最近の実体験の話を少しだけ。

 

先日、西野さんのオンラインサロンに入りました。

salon.otogimachi.jp

そこでは既にレターポットを中心とした経済圏ができていました。

 

具体的には、 

①まずコミュニティに貢献する(プロジェクトのリーダーをしたり、開発やデザインをしたり)

②メンバーからお礼のレターが送られてくる

③生活や仕事に困った時、コミュニティのメンバーが助けてくれる

④助けてくれた人たちにレターを送る

という流れでぐるぐるとレターが回っています。

 

つまり、まず最初に誰かを助ける(「恩送り」と言われています)ありきの経済圏です。

  

例えば高校の文化祭。中心となって頑張ってくれた子のためにお昼ご飯を奢ってあげる。

例えば大学のサークル。飲み会でクーポンが使えた時、日程調整して会場を押さえてくれた幹事は無料にしてあげる。

 

「無償で頑張ってくれた人に対して何かを返してあげる」という経験は、多かれ少なかれ誰でもあるのではないでしょうか?

 

そのやり取りが常に循環している世界、それがレターポットの経済圏なのです。

 

まだサロンに入って日が浅い僕ですが、確かにこの「恩送り」を中心とした小さな経済圏でも生きていけそうだと感じました。

数値はあくまでも「飾り」 

ここで思ったのは、

レターポットにおける「レターの数値」はあくまで「飾り」でしかない、ということです。

 

本質は、

いつもコミュニティのために頑張ってくれている人を、その人が困った時にみんなで助ける

という点にある。

結果的にレターを持っている人を助けている

となると、タイトルにもある「レターの水増し」には意味がないことが分かります。

 

いつもコミュニティに貢献してくれてる人が立ち上げたクラウドファンディング。

日頃の感謝を込めて寄付をしたあと、「あ、そういえば」とレターポットを覗くとやっぱり信用が溜まっている人だった、みたいな。

 

つまり、"結果的"に「レターが溜まっている人を応援していた」という感覚に近いのかなと思います。

 

だから、レターの水増しには意味がないんです。

数字としてレターには?

レターポットの経済圏に限って言えば「レターの数字」自体にはあまり意味がないかもしれません。

その数字を見るより前に、その人の頑張りは日々の活動で伝わってきてしまう。

 

しかし、ここから派生する「しるし書店」などのサービスでは、その数字によって多くの人に見られるかどうかが変わってきます。

 

ですが実はここでも、水増しの数値には意味がありません。

詳しくは下記の記事を見ていただきたいのですが、

www.mizutanikengo.com

結局はこの経済圏の中で「有名な人」「頑張っている人」にならないと本を買ってもらえないからです。

次世代すぎて辛い

最後に少し個人的な話を。

 

西野さんのオンラインサロンに入った時、

前述した通り、そこにはあまりにも反対ベクトルの世界があり、文字通り180度思考を変えないとついていけないと感じました。

しかし、僕たちがこれまで生きてきた貨幣経済を生きる時は、また思考を戻さないといけません。

 

これは何とも大変なことだなと。

 

ただ、次世代の架け橋になりえる通貨サービスであることは間違いありません。

一度、体験してみると「自分が生きていきたい経済圏はどんなものなのか?」を考える良いきっかけになると思います。

 

ぜひ、レターポット を利用してみてください。