ショートショート制作の限界に挑戦
水谷です。
昨日、できる限りショートショートを作ってみました。
結論からいえば現時点で1日10個程度がマックス。
それ以上となると、かなり脳の負担が大きいかなという印象です。
新しいアイデアが全く浮かんでこなくなります。
ショートショート作成の手順
僕がいつもショートショートを作るときの流れはこんな感じ。
①テーマを決める
読者の方から「お題」をいただいてそれに沿った小説を作ることが多いです。
②テーマを10~20個、携帯にメモして散歩
お昼ご飯を食べに行く時、電車移動などを利用します。
もらったワードを組み合わせたり、自分の中でテンプレート化している「オチ」と結びつけてみたり。2~3個くらいのあらすじが出来ると調子が良い方。
③概要が決まったものをPCで清書
実際の作業はパソコンを入力します。スマホでは、構成だけメモしておくことが多いです。
だいたい文字数は1話で500~2000文字程度でしょうか。
上記を5回ほど繰り返して、10個のショートショートを作りました。
家の中で②のアイデア出しをしていても捗らず、電車などで③の執筆をしてもスピードは落ちてしまう。
この辺りはまだまだ改善の余地もありそう。
星新一さんが発表したショートショートの数は1001個(正確には1048みたいですが)。もちろん未発表作を含めれば、この数倍以上の作品を作っているのは間違いありません。
しかし、まずは制作数だけで1001個を超えることを目標にしたい。
今、僕が作ったショートショートは300個ほど。2018年までには達成できるかな。
ということで、今回作った10個のうち1つだけ掲載してみます。
あわてんぼうのサンタクロースの対策
あわてんぼうのサンタクロースは考えた。
どうにかして自分のそそっかしさを改善しなければと。
あれこれと思案した結果、彼は文明の利器に頼ることに決めた。
まずはグーグルカレンダー。
アラームをつけておけば、12/24を見過ごすことはない。
それに商品の仕入れやトナカイ達の世話、他のサンタとの打ち合わせだってちゃんと告知してくれる。
今まではそもそも手帳をなくして困ったことがあったが、クラウド管理すれば大丈夫だ。
さらにはグーグルマップ。地図を見るならこれほど便利なツールもないだろう。
迷いようがない。
そして、子供からのプレゼント依頼は全てメールで届くようにした。もう手紙を探し回る必要も、間違って捨ててしまうこともない。
これらの情報は全てEvernoteに入れ、PCと同期させている。
完璧だ。
そして、いよいよクリスマスイブ当日。
しんしんと降り続く真っ白の雪が、イルミネーションで反射して輝いている。
1匹のトナカイが、夜の街の遥か上空を滑走していた。
ソリの上で、悠々とスマホを取り出したサンタ。
子供達の家を調べようとした瞬間、あることに気づいた
「・・・ここ、圏外だ。」